記憶のABC
私が高校生の時の英語の先生に教えてもらった話です。
当時の先生は、昼は大手予備校で高卒生を担当されていて、夜は私が通っていた塾で講師として教えておられました。
その時は気づきませんでしたが、
「予備校の質の高い授業を、地元の個人塾で安価で受けられる」
という、とても恵まれた環境だったんですね。
その先生が話されていた、記憶のABC。
例えばexciteという単語。
Aの段階:初めての見た単語。
Bの段階:見たことはある、あるいは意味までは知っている。
Cの段階:それが「興奮させる」という他動詞だと知っていて、
なおかつ用法も理解して使いこなせる状態。
テストで点数を取るためには‘Cの段階’の単語を増やさないといけない、と。
要するに、覚えるだけではダメで問題が解けないと意味がないということでしょうか。
どうやったら増えるのか?
それは、用法まで勉強するしかない!
勉強には、労少なくして益多しというようなやり方はない!
と、いつも仰っていました。
そして中途半端な完成度は、疲労感だけが残って成績は上がらない…とも。
労多くして益少なしの状態(@_@)
「とにかくする、やるしかない。」
という感覚はこの先生に教えられました。
もちろん英単語だけではなく、文法も長文も気味悪いぐらいによくわかる素晴らしい授業でした。
先生には高校の3年間教えていただいたのですが、
当時、塾の授業の間に喫茶店へ連れていってもらったり一緒にゲームセンターへ行ったりしてて…笑。
今ならコンプライアンス違反で、即アウトですね( ̄0 ̄;
私が大学に合格してからも、
就職した時も、結婚した時も、出産した時も、
いつもたくさんのアドバイスを頂き、超型破りな先生でしたが、この先生との出会いで私の人生は大きく変わりました(*^▽^*)
もうお会いすることもなくなりましたが、
お元気にされてるのかな~?